日本でACCAを学習するにあたって、一番の悩みの種は、どう勉強するか、何で勉強するか、だと思います。
現在日本では、ACCAの学習コースを提供している学校や、日本語で学習できるテキストなどはありません。そのため必然的に独学という形になりますが、日本でもオンラインで受講できるコースや、購入できるテキストがあります。
ここでは、オンラインで受講できるコースや、ACCAが公認している教材を紹介します。
学習方法
日本からオンラインで受講できるコースとして、ここでは、UdemyとOpenTuitionを紹介します。
Udemy
Udemy（ユーデミー）とは、10万以上の学習講座を揃えたオンライン教育のプラットフォームです。アメリカの法人ですが、日本ではベネッセが事業パートナーになっています。企業によっては福利厚生・人材育成の一環として、社員が無料でUdemyのコンテンツを受講できるように契約しているケースもあります。
このUdemyで、ACCAのコースが提供されています。ACCAコース一覧はこちらからアクセスができます。各コース1万円台から受講することができ、全てのコースに30日間返金保証が付いているので、安心して選ぶことができます。
OpenTuition
OpenTuitionとは、世界に50万人の登録者を持ち、毎日2万人の学習者がOpenTuitionを通じて勉強しています。OpenTuitionでは、ACCAやCIMAといった資格の講義ノート（Lecture note）やレクチャー動画を、完全無料で提供しています。
こちらのメニューから登録を行うだけで、各科目の学習資料にアクセスできます。OpenTuitionの提供している講義ノートは、各科目の試験範囲を100％網羅しているわけではありませんが、試験において特に重要になる項目などにフォーカスして作成されています。だからと言って内容に不足があるわけではないので、OpenTuitionの講義ノートをベースに、次で紹介する教材を補足として使用するという使い方も可能です。
学習教材
ACCAの教材は様々ありますが、ACCAが公認している教材を使用することが、最も間違いのない選択になります。ACCAに公認されている教材には以下のマークが付されています。日本のアマゾンなどでもACCAのテキストは販売されていますが、公認のものかどうかをしっかり確認するようにしましょう。
どの教材が公認されているかは、ACCAのWebサイトからも確認できますが、次の2つがあります。
ここでは、日本のAmazonで購入できるKaplan Publishingのテキストを紹介します。
Knowledge Moduleのテキスト
Business and Technology（BT）*
*2020年9月に試験の名称がAB（Accountant in Business）から変更になっていますが、試験範囲や内容に変更はありません。
Management Accounting（MA）
Financial Accounting（FA）
Skills Moduleのテキスト
Corporate and Business Law（LW）*
*イギリス版
Performance Management（PM）
Taxation（TX）*
*イギリス版
Financial Reporting（FR）
Audit and Assurance（AA）
Financial Management（FM）
Professional Moduleのテキスト
Strategic Business Leader（SBL）
Strategic Business Reporting（SBR）*
*インターナショナル版、イギリス版共通
Advanced Financial Management（AFM）
Advanced Performance Management（APM）
Advanced Taxation（ATX）*
*イギリス版
Advanced Audit and Assurance（AAA）
過去問
ACCAでは、公式に過去問が配布されています。こちらのACCAのWebサイトからACCA Qualificationを選択すると、科目一覧が表示されるので、過去問を入手したい科目を選択します。各科目にPast exam libraryやCBE past exams、paper past examsといったメニューがありますので、必要な過去問及び模範解答をダウンロードすることができます。
ただし、Knowledge Module科目であるBusiness and Technology（BT）、Management Accounting（MA）、Financial Accounting（FA）については、過去問は提供されておらず、Practice tests（練習テスト）及びSpecimen exams（模擬試験）のみとなります。
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