ACCAを受験するにあたってのルール

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ACCA試験では、受験にあたっていくつかのルールが存在します。これはACCAの試験制度にも関係しており、ACCA受験を進めるにあたって多少の制約になりますが、ほとんどの人にとっては意識する必要のない制約です。

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科目受験の順序

下記の記事でも説明していますが、ACCA試験は大きくKnowledge Module3科目、Skills Module6科目、Professional Module4科目の合計13科目受験します。

ACCAでは基礎科目から専門科目まで段階的に知識を習得していけるように、受験の順序にルールを設けています。基本的にはKnowledge Moduleの科目全てに合格しなければ、Skills Module科目を受験することはできません。同様にProfessional Moduleの科目はSkills Moduleまでの全科目に合格していなければ受験することはできません。

ただし例外として、未合格の下位の科目を同時に受験予約することで、次のステップの科目を受験することができます。

例えば、Knowledge ModuleのBTとMAに合格している状態で、残りのFAにまだ合格できていませんが、次の試験予約の際FAと次のModuleにあるPMを同時に予約するのであれば受理されます。3月にBTとMAに合格し、次の試験予約時に、FAを9月試験で予約し、PMを6月試験に予約することも可能なので、同時に予約さえすれば時期が前後しても問題ありません。

この場合、FAは不合格でSkills Moduleの科目であるPMに合格するかもしれませんが、問題なく処理されます。

ACCAは、1回の試験で最大4科目まで受験することができ、年に最大8科目まで受験(合格)が可能です。

このようにACCAでは段階的に受験しなければならず、この点は、どの科目からでも受験できるUSCPAと大きく異なる点になります。 

科目合格の有効期限

ACCAの全ての科目は100点満点中50点以上で合格です。しかし、一度合格したからといって、その合格実績が永久に保持されるわけではありません。どの会計士資格でも同様ですが、一定期間内に全ての試験に合格する必要があります。

ACCAでは7年ルールが採用されています。7年ルールとは、最初の Professional Module科目に合格してから7年以内にすべてのProfessional Module科目に合格しなければならないというルールです。

Professional Moduleは合計4科目に合格する必要がありますので、4科目を7年以内に合格できれば問題ありませんので、難しい条件ではありません。

7年ルールは2016年から適用されており、2016年以前に登録したACCA学生に対しては、10年ルールが存在しています。登録日から10年以内にACCAのすべての試験に合格しなければならず、10年以内に合格できなければそれまでの合格実績は取消となるルールで、今は適用されていません。

7年ルールの詳細は、ACCAのWebサイトをご覧ください。

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