ACCAという資格を受験するにあたって避けては通れないものは、英語です。ACCAはイギリスの団体のため、英語で書かれた問題に英語で答える必要があり、しかも英語は日本人にとって馴染みの薄いイギリス英語です。
ACCA試験合格に必要な英語のレベルや、勉強の息抜きにイギリス英語とアメリカ英語の違いについて紹介します。
ACCA試験の英語レベル
まず試験に求められる英語レベルですが、ペーパー試験でもコンピューター試験でも、記述式テストのためリーディングとライティングのみになります。
記述式と言っても、Knowledge ModuleとSkills Moduleでは試験における記述問題の比重は大きくないため、ACCAの勉強開始時点では、高校卒業程度の英語力があれば問題はありません。
ACCAでもUSCPAでも、英語をしっかりと学んでから取り掛かろうという方もいると思いますが、そのやり方は遠回りになってしまいます。英語は英語として学ぶより、英語を使って何かを勉強する方が身になり力になります。
そのため、簡単な文法がわかるなどの基礎ができていれば、ACCAの学習過程で確実に力がついていきます。特にACCAなどの資格試験は出題範囲が決まっていて、使われる単語や表現もそこまで多くありません。英語は習うより慣れろと言われますが、試験を受ける頃にはスラスラと読めるようになっているはずです。
また、ACCAを勉強する過程で会計や経営学、マネジメントなどを英語で学べるのもACCAの魅力だといえます。
ACCA試験で登場する勘定科目の日英用語集については、こちらの記事をご覧ください。
イギリス英語とアメリカ英語
我々日本人が学校で勉強する英語や普段耳にする英語のほとんどがアメリカ英語です。ACCAはイギリスの団体のため、試験や講義で使用される英語はイギリス英語になります。
ACCAにはリスニングやスピーキング、面接などの試験はないため、発音の違いはあまり関係ないかもしれませんが、海外のACCA学校で教鞭を取っている方は、基本的にイギリス人か、英語がネイティブではない方です。なので外国の講義を聞く際は、発音に戸惑うかもしれませんが、上記でも話したように「英語は習うより慣れろ」ですので、すぐに気にならなくなります。
参考に、以下に勉強中や試験で目にした英語を列挙してみましたが、思ったほど多くはないので、アメリカ英語かイギリス英語かで戸惑うことはあまりないかもしれません。
意味 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
---|---|---|
認識する | recognize | recognise |
分析する | analyze | analyse |
実現する | realize | realise |
組織する | organize | organise |
行動 | behavior | behaviour |
労働 | labor | labour |
ライセンス | license | licence |
中心 | center | centre |
while | whilst | |
among | amongst |
コメント